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This is a pen. と This is it.

「私の英語力は This is a pen. の世界ですから」と自嘲気味に言う人が多い。私自身も記憶に残っている限り、初めてこの“異国語”に接した時に覚えた(覚えさせられた)表現が This is a pen. であり That is a desk. でした。 更に I am a boy. You are a girl であった。おそらくこれらの英語は一生忘れないだろうし、瞬時に声に出して言えるでしょう。これは2つの意味で恐ろしい事です!一つ、頭が柔らかい時に繰り返し覚えたこと(覚えさせられたこと)は一生残る、という事。二つ、これらの英語を実際に使う事は一生ない、という事。せっかく若いときに覚えられるのであれば、もっと実社会で使われる有用な表現を教材に選ぶなり、教えるべきではなかろうか。

これはペンです、とか机ですとか見れば分かる事をわざわざ質問することも応える必要もないはずです。男か女かも面と向かい合って話していれば普通はすぐわかるはずで、(なかには、一目見ただけでは区別がつかない人もいるにはいるが)こんな馬鹿げた会話は成立しないのです。笑い事ではありません。この種の話が山ほどあります。その昔、某有名大学の有名教授が書いたベストセラー英会話に次のような笑えない英文がありました。「トイレで用を足している時、ノックをされた場合の正しい英語表現は何でしょうか?」というもので、答えは「I am in. ではあまりにも直接過ぎるので、Someone is in. が正解です。」とのこと。これは有り得ない話で、ただ内側からノックすればいいだけのことです。敢えて言葉を発しろというのであれば、私なら、Busy. の一言です。

This is a pen. の代わりに同じ文型なら(主語+述語+補語)例えばいま話題のマイケル・ジャクソンの遺作となった、This is it. を使えば応用も利くし、実社会で良く使われる表現です。いろんな場面で使えます。歌にもありましたが、「これっきり、これっきり、これっきりですか?」にもなるし、「これだ!(求めていたのは)」にもなります。この it は指示代名詞か?仮主語か?てやっちゃうと難しい世界に入ってしまいます。そのまま覚えましょう。要するに実生活で使える英語を学校で教えてくれればいいのです。This is it.

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